糖尿病の人がほかの病気に罹ったときには、
1.急性の病気でも軽い風邪、軽い胃潰瘍、軽い胆石発作、狭心症の軽い発作などでは食欲があれば糖尿病の食事療法はそのまま続けてください。糖尿病食に新しく加わった病気の食事にたいする指導を受けてください。急性疾患の大部分は軽いので、原則として自分が指導されているエネルギー量を変える必要はありません。急性の病気が肺炎であったり、胃潰瘍であっても出血が多く痛みが強かったり、胆石発作で痛みが強く熱が高いなど、食べれないのに血糖値が普段よりも高くなることがあります。このようなときには栄養、水分、ミネラルの補給やインスリンを一時的に使用しなければならないことがあります。
慢性の病気(高血圧、高脂血症、通風(高尿酸血症)などではエネルギー量は変えずに、それぞれの病気に必要な食事指導を加えてもらうだけでよいでしょう。ただ腎臓病がある人では蛋白質の制限、食塩の制限、カリウムというミネラルが多く含まれる果物や野菜の制限が大切ですから、ときに応じた指導を主治医にしていただきましょう。
2.体調を崩して食べれなくなっても、食事療法の原則であるエネルギー量を減らさないことが大切です。米飯、パン、そば、うどん、果物などの糖質を500kcalくらいを食べやすいように工夫して食べましょう。牛乳、ヨーグルトなどもよいでしょう。肉、魚など蛋白質や脂肪の多い食物はこのようなときに食べれなくても問題はありません。
3.インスリン注射をしている人は食べれないときには、そのままインスリンをすると低血糖が起きるかもしれません。食べる量が減ったときはインスリン注射はせずに主治医に相談してください。薬を飲んでいる人も食べれないときには同じ注意が必要です。食べれなくなった原因を明らかにすること、血糖値が高いか低いかなども調べて適切な処置をしていただきましょう。
北海道/帯広市医師会がお送りしている身近な病気についてのQ&A集です。
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