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帯広市医師会 病気豆知識

内科系 : 糖尿病

糖尿病といわれたのですが、それらしい症状がありません。本当に糖尿病でしょうか? 治療の必要はあるのでしょうか?

人によって差がありますが血糖値が200~300mg/dl以上の高い状態が続くと、のどが渇く、水を沢山飲みたくなる、食べてもすぐ腹がへる、それでも痩せてくる、疲れやすいなどの症状がでてきます。血糖値が200mg/dlに満たないときにはこのような糖尿病に特有の症状はでないのが普通です。静脈全血で検査したとき(ほかに静脈血漿あるいは毛細管全血で検査することもある)空腹時血糖が126mg/dl以上または/および食後2時間値200mg以上のときは糖尿病と診断する約束になっています。したがってこのような人は症状がなくても糖尿病といわれることがしばしばあります。

それでは症状がないのに治療が必要かどうかということになりますが、高い血糖値が長期にわたって続けばつづくほど正常の血糖値を維持している人にくらべて糖尿病性の合併症(網膜症、腎症、神経障害、壊疽、心筋梗塞、脳卒中など)が数年後には何倍も多くなることが分かっています。したがって症状がなくても長い目でみると血糖値を正常に維持することが大切です。正常人の血糖値は空腹時で100mg/dl、食後1時間値で140mg/dl、食後2時間値で110mg/dlとされています。症状のない早期に発見し日常生活に支障をきたす合併症の出現とその進展を抑えるために、症状がなくても治療が必要なわけです。

 

特別医療法人社団博仁会大江病院 名誉院長 小林 正先生

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