また、40歳以上の30人に1人が緑内障です。緑内障には主に4つの型があります。
1 開放隅角緑内障:眼圧が高くなる(目の中の黒目と茶目の間に房水という水が溜まりすぎておこる)型で、眼圧のために神経繊維が壊れるものです(16%)。
2 正常眼圧緑内障(低眼圧緑内障):眼圧は高くなく正常範囲にあるが、視神経が弱いために神経繊維が壊れるものです(57%)。
これらの2つは、自覚症状が非常に乏しく、視力自体は末期まで障害されないので、視神経障害が進行し視野(物が見える範囲)がかなり狭くならなければ気付きません。眼圧(非常に変動することがあるので、何回も計測して変動幅を見ることが重要です)、視神経、視野の状態を見ながら点眼薬で眼圧を下げたり、神経繊維の保護剤を内服します。視野障害が進行するようであれば、さらに眼圧を下げなければなりません。点眼薬、内服薬を利用しても進行するようであれば、手術を行います。ただし、緑内障の手術は、手術をして眼圧を下げるということであって、白内障の手術のように視力や視野は回復しません。したがって、進行しないよう日頃の定期的検査と治療が特に大切です。
3 閉塞隅角緑内障:
房水(眼内に貯留している水分)の出口を虹彩(茶目)が塞いでしまうことで、急激に、視力低下、眼痛、眼の充血、吐き気、頭痛を示すものです (10%)。急いで眼圧を下げないと、1両日で神経繊維が壊れ失明してしまうこともあります。狭隅角眼といって生まれ付き房水の出口と虹彩との間が狭い方がいます。
こうした方では、加齢によって白内障が進行してくると虹彩がさらに前に押されますので、要注意です。こういった場合は、緑内障の予防のためレ-ザ-で水の通り道を作る予防的手術を行います(外来で無痛です)。
4 続発緑内障:
これは他の眼病のために二次的に眼圧が高くなった状態をいいます(17%)。代表的なのは、眼底出血のあとにおこる新生血管緑内障です。網膜の出血部位の光凝固で予防します。他にも、ぶどう膜炎と呼ばれる眼球の炎症で続発緑内障がおこることもあります。
篠原眼科 院長 広瀬 茂人先生
北海道/帯広市医師会がお送りしている身近な病気についてのQ&A集です。
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