近くの物を見る時は、目の中の筋肉が収縮することによってレンズを厚くし、網膜に 映る画像のピントを近くにあわせます。
遠くを見る時、この筋肉の収縮がとれることで 再び遠くにピントがあいます。この働きを目の「調節力」といいます(図3・1)。

仮性近視は、この筋肉の緊張がとれず、近くにピントがあったままになった状態です。ですから、筋肉の緊張をとる薬物で治療可能ですし、自然治癒の可能性も十分ありま す。眼の体操とか治療で近視が治ったというようなことを聞くことがありますが、もともと仮性近視だったケースと思われます。
一般の近視は、筋肉やレンズには問題ないのですが、眼球自体が前後に長くなってし まうために、遠くにピントがあわなくなった状態です(図3・2)
眼球の長さは変え られないので、眼鏡やコンタクトレンズなどの凹レンズでピントを遠くにあわせます。 また、この仮性近視と近視が混在していることもよくあります。
篠原眼科 院長 広瀬 茂人先生
北海道/帯広市医師会がお送りしている身近な病気についてのQ&A集です。
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