基礎体温とは、体温上昇の原因となる運動や摂食などの動作をしていない、朝目覚めた時の体温です。覚醒により代謝が活発になると体温は上昇してしまうので、体温計は就寝時に必ず枕元に置いておき、目が覚めたらすぐに 口腔内(舌下)で測定するようにします。これを毎日測って折れ線グラフにしたものが基礎体温表です。
基礎体温の測定には0.05℃までの目盛がついた婦人体温計を用います。婦人体 温計にはデジタル計と水銀計が市販されています。最も大きな違いは水銀計では実測方式であるのに対し、デジタル計では予測式という点です。
しかし、デジタル計でも測定終了の電子音が鳴った後でも測定は継続され、実測値の測定も可能です。
基礎体温表からは排卵の有無と排卵の時期がわかります。排卵がある周期は月経から排卵までの低温相と排卵後の高温相からなる2相性の体温になります。低温1相性の基礎体温表は無排卵であることを示し、高温相が続いていれば妊娠を意味しています。基礎体温表の説明には、高温相前の体温陥落日が排卵日であるという解説が多いですが、必ずしもそうであるとは限りません。
(前)医療法人社団慶愛病院 医師 吉田 俊明先生
北海道/帯広市医師会がお送りしている身近な病気についてのQ&A集です。
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