PSAは、前立腺で産生される蛋白分解酵素の一種です。
前立腺癌になると、前立腺の組織がこわされて、PSAが血液中にもれて出てくるため、血中のPSA濃度が高くなると言われております。
PSAは、癌の初期の段階で上昇しはじめますので、採血するだけで前立腺癌の早期発見が可能となりました。しかし、PSAは正常の前立腺に含まれているものなので、前立腺肥大症や、前立腺炎等でも、PSAはある程度高値となります。PSAの値だけでは、前立腺癌の最終的な癌の診断は出来ません。前立腺癌の最終診断は、前立腺組織を顕微鏡でしらべて、癌細胞の有無で決定します。
また、前立腺癌の治療が効果的に行われている時は、治療後のPSAは、値は下がります。このため、PSAは癌の治療の効果判定にも使われます。前立腺癌は、初期には無症状のことが多いので、60才以上の方は1年に1回位、PSAの検査をすすめます。
医療法人すとう泌尿器科病院 理事長 須藤 進先生
北海道/帯広市医師会がお送りしている身近な病気についてのQ&A集です。
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