神経ブロックによって痛みが楽になるのは,まず痛みを伝導する神経をブロックして,中枢神経に痛みの信号が届かないようにするからです。
痛みがあると筋肉が緊張し,血管の収縮も起こるため,血流が悪くなり組織の酸素欠乏が起こります。そのようになると,新たに細胞の破壊が生じ,発痛物質が遊離して痛みが増強するという悪循環ができてしまいます。
神経ブロックを行うことで痛みがなくなり血流が改善すると,動かせなかった手足が動かせるようになり,さらに血流も良くなり,痛みの悪循環が断ち切れるわけです。
局所麻酔薬は,限られた時間しか効果がありませんが,数回の神経ブロックで,この痛みの悪循環を断ち切ることによって,長時間の症状改善をみることは少なくありません。
JA北海道厚生連帯広厚生病院 救命救急センター所長 一瀬 廣道先生
北海道/帯広市医師会がお送りしている身近な病気についてのQ&A集です。
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