よく「完全に治ってから退院させてください」という家族がおられますが、アルコー ル依存症は入院したからといって「完全に治る」病気ではありません。
入院中に行えるのは、身体的治療と断酒についての基礎的な指導だけで、本当の回復は、退院後、日常生活のなかで飲酒の誘惑と闘いながら断酒にとりくむことでなされるのです。
回復の道のりは険しく、スムーズにはいきません。
また、いくたびかの失敗を通して少しづつ断酒の必要性を学んでいくものです。ですから周りの人は、あせらずに長い目で見守ってあげましょう。
(前)医療法人社団博仁会大江病院 精神科医師 山川 友子先生
北海道/帯広市医師会がお送りしている身近な病気についてのQ&A集です。
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