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帯広市医師会 病気豆知識

皮膚科

アトピ-性皮膚炎の場合、プ-ルにいってもいいか?

 これに答えるのはちょっとむずかしい。ごく軽症の人はあまりさしつかえない。 重症の人や、掻き傷をいっぱい作ってしまっているときは止めといたほうが良い。 中くらいのアトピ-の場合は、ほどほどにならプ-ルに入ってかまわない。長時間 入っていたり、毎日毎日通うのは勧められない。

 なぜかというと、アトピ-性皮膚炎が重症なほど皮膚のバリア-機能が低下しているので、前述したプ-ルでのさまざまな皮膚病を合併してしまう確率が健康人より高いからというのがひとつ。さらに、アトピ-自体が増悪(ゾウアク、症状が悪くなること)する場合が少なくないからである。増悪するメカニズムは推定でしかないが、元来アトピ-の人は乾燥肌の傾向があるので、プ-ルに入ることでそれが助長されてよけい痒くなってしまうためか。逆に、プ-ルに通うようになったせいでアトピ-がはっきり改善したケ-スは圧倒的に少数である。ちなみに、アトピ-の人がみずいぼにかかってしまうと、健常人よりみずいぼが治りにくい場合がよくある。

 このように、『皮膚』という視点だけでプ-ルの功罪をみてしまうと残念ながら功は少ないといわざるをえないのだが、アトピ-児は高率に喘息を合併しており、それに対しては、プ-ルでの運動はむしろ奨励されている。

 アトピ-性皮膚炎と喘息を秤にかけると、一般的にいうならば喘息の治療が優先される。

 

医療法人社団あんどう皮膚科 院長 安藤 正明先生

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