心臓には4つの部屋がありそれぞれ役割をもっていますが,横の部屋同士はつながっていませんが,たての二つはつながっています。
また、心臓の出口にあたるところが2箇所あります。たての二つの部屋をつなぐ部分に弁といわれる,ドアがあります。
この2つと心臓の出口にあたる2つにもドアがあり,合計4つの弁が心臓にあります。何かの原因で,このドアがこわれると弁膜症になります。
どのドアも病気になる可能性はありますが,特に多いのは心臓から赤い血が最後に出る大動脈弁とそのひとつ前の僧帽弁が病気にかかります。以前は,リウマチ熱(関節リウマチとは違う)というだいたい小学校高学年から中学校にかけてかかった感染症が原因でそれから30年から40年という長い経過の中で出来上がったものが主流でした。
しかし,最近は,動脈硬化によって弁が壊れたり,歯の治療から心臓にばい菌が入って,弁が化膿する,感染性心内膜炎による弁膜症が増えています。いったん壊れると,うまくドアが閉じなかったり,開かなかったりいろいろな症状が起こり,普通心臓に異常な音が聞こえます。
症状としては息切れ,動悸,疲れやすいなどの症状がでます。また,もっとひどくなると,夜寝ていて仰向けに寝ていられなくなったりします。軽いものだと,薬でコントロールができますが,ひどいものは手術が必要になります。
国立病院機構帯広病院 院長 菊池 洋一先生
北海道/帯広市医師会がお送りしている身近な病気についてのQ&A集です。
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