日本人の食生活の変化ととともに大腸癌は増加してきていると言われています。特に動物性脂肪の摂取量増加と繊維質摂取の減少がその主な原因と考えられています。動物性脂肪を摂取すると、胆汁分泌が増加します。胆汁は大腸内細菌の作用で2次胆汁酸に変換されますが、これが発癌性を持つと言われています。
また、繊維質は便通を促しますが、その摂取低下は、2次胆汁酸を含んだ便を長時間大腸内に停滞させることになるため、大腸癌の発生率が上昇するわけです。この学説はまだ仮説の域を出ていませんが、脂肪分、特に動物性脂肪分の摂取を控え、繊維質を多く摂取し、便通を良くすることによりある程度大腸癌の発生を抑えることは可能であると考えられます。
すべての癌は早期発見・早期治療が原則です。早期に発見すればそれだけ簡単な治療で治るものですから、検診・ドックなどを利用されることをお勧めします。
財団法人北海道医療団帯広第一病院 院長 富永 剛先生
(前)財団法人北海道医療団帯広第一病院 主任医長 和田 靖先生
北海道/帯広市医師会がお送りしている身近な病気についてのQ&A集です。
夜間(21時~翌8時)は帯広市夜間急病センターへお電話下さい。また、初期救急のときは下記の電話をご利用下さい。