自然気胸とは、胸腔内に空気が流入し肺が虚脱した状態を気胸といいます。
自然気胸は胸膜直下の肺胞性嚢胞(肺の表面に出来た風船のようなもの)が破裂し,そこから空気が入って気胸になります。
<症状・合併症>
一般的には20歳代に多いとされ,男女比は6:1~10:1と圧倒的に男性に多い。特に運動時に発症するのではなく,安静時に自然に発症する。発症時の自覚症状は呼吸困難,胸痛,咳,発熱などであるが自覚症状の全くないこともあります。
<治療>
治療法は安静,穿刺脱気(空気を抜く),胸腔ドレナージ(空気を持続的に吸引する),および手術と四つに大別されます。一般には侵襲の小さい治療法から大きいものに移行してゆきますが,最近は胸腔鏡下肺嚢胞切除術が早期に行われるようになってきています。
従来行われていた開胸での手術に比べ侵襲が小さく,術後の創痛が軽度・入院期間が短いなどの長所があります。
肺手術の既往がある場合や合併症・合併疾患の程度などにより,胸腔鏡下手術が不可能と判断された場合は開胸で行います。
(前)JA北海道厚生連帯広厚生病院 外科医長 真名瀬 博人先生
北海道/帯広市医師会がお送りしている身近な病気についてのQ&A集です。
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